書籍『VINCENT VAN DUYSEN WORKS 2009-2018』

最初のモノグラフの出版以来、Vincent Van Duysenは、比類のない空間性の巧みさと高度に洗練された細部を有する建築物により、その評判を確固たるものとし、現在も世界中でますます多くのファンを獲得しています。この貴重な一冊では、ベルギーの建築家が過去10年間に手がけた30点の作品に迫ります。その多くは、有名な写真家Hélène BinetとFrançois Halardによって美しく不朽のものとなっています。これら後期の建物には、ヨーロッパ、ニューヨーク、パリ、ハンプトンズにあるさまざまなエレガントな邸宅のほか、大規模な公共および商業プロジェクトが含まれています。また、製品や家具のデザイン例も示されており、ヨットの内装や装飾要素を含め、建築家が細部へ細心の注意を払って作り上げた小宇宙を深く掘り下げることを可能にしています。
本書のプロローグはオスカー受賞者で建築家の親友であるJulianne Mooreによるもので、建築家のNicola di Battistaと建築評論家のMarc Duboisも筆を寄せ、Van Duysenの現代建築への貢献についてより幅広いビジョンを提示しています。すべてには、建築家が実行した近年のプロジェクトの全貌を紹介する図入りの年表が付いています。
Van Duysenは、最も優美で芸術的な才能のある建築家の一人として地位を確立しています。この新しい刊行物は、独自性があり時代を超越した場を創造するという彼の揺るぎないコミットメントをさらに裏付けるものです。

フォーマット：ハードカバー、320ページ。
言語：英語。
出版：2018年11月。